• ペンネームおおいわひろしげ74

    デザイナーの大岩です。
    弊社の本棚にあるこの本。
    02
    「My Freedomn!」というシリーズの最終巻。
    80年代のビンテージTシャツがたっくさん載ってます!
    01
    中学生の頃から古着を愛してきた
    僕にはたまらない一冊です。笑
    この本に載っているのは、おそらく古着屋ではレアものとして
    高い値段がつくような物だと思いますが、
    古着屋に大量にならんでいるTシャツのなかから、
    自分的にイカス!と思える一枚を選ぶのもすごく楽しいでよね?
    僕が好きなのは古着ならではのイラストだったり文字だったりの
    力の抜けたゆるいグラフィック。
    意図的じゃ無さそうなところがポイントです。
    tshirs-01
    ↑おおいわコレクション
    どういう目的で誰が作ったのか、
    過去にどういう人が着ていて、
    どういうルートを辿ってここにあるのか、
    ミステリアスな部分に想像力をかき立てらるし、
    出会った時に手に入れないと、
    もう二度と出会えないかもしれない、
    一期一会なところも魅力の1つです。
    全10巻の「My Freedomn!」。
    既に絶版の号もあるようですが、
    全部見てみたい。

  • 六本木美術館めぐり

    こんにちは!
    デザイナーの島影です。
     
    気づいたら夏の暑さがすっかりなくなり、寒い日が続いてますね。
    私は夏が抜けずに、そのままの格好で寝ていたら、ちょっと風邪気味になってしまいました。
    皆様も体調管理には気をつけてください。
     
    先日、六本木でメジャー(?)な展示会が3つ同時に行われていたので、
    思い切って一気に回ってきました。
    shima_blog_22_01
     
     
    一つ目は『ジブリの大博覧会』
    前情報なく「原画などがいっぱいある感じなのかなぁ」くらいに考えて行ったのですが、
    良い意味で期待を裏切ってもらえる内容でした!
     
    宣伝がどのような流れで行われるか。タイトルやポスター、コピーがどのように作られていくのか。などを、宮崎駿さん/鈴木敏夫さん/糸井重里さん/デザイナーなどの直筆の原稿を通して辿っていく内容となっており、デザイナーとして、とても楽しめる内容となっておりました。
    shima_blog_22_02
     
     
    二つ目は『LOUVRE No.9 漫画、9番目の芸術』
    こちらは、ルーヴル美術館が「漫画」という表現方法を通して、
    フランスや日本の漫画家たちにルーヴル美術館をテーマに作品を自由に描いてもらう企画をまとめた展示。日本からは荒木飛呂彦さんや松本大洋さんなどが参加している企画です。
     
    フランスの漫画は「バンド・デシネ」と呼ばれるもので、日本のような連載形式ではなく、
    全ページカラーによる、一ページ一ページがまるで絵画のようなものとなっております。
    shima_blog_22_03
    ENKI BILAL 「Les Fantomes du Louvre (ルーヴルの亡霊たち)」
    これも漫画
     
    shima_blog_22_04
    David Prudhomme 「La Traversee du Louvre (ルーヴル横断)」
    これも漫画
     
    日本の漫画だけが漫画だと思っていた私としては、
    漫画といっても世界ではこんなにも 表現も解釈も切り口も違うのか!という驚きと共に、その情報量の多さに頭がヘトヘトでした。
     
     
    三つ目は『宇宙と芸術展』
    こちらは過去から現代まで、人々の宇宙を思ってつくった作品や文献など、多種多様なものが大量に展示されておりました。
    その中でも、特に私の目を引いた作品がこちら!
    shima_blog_22_06
    1930~40年代にアメリカで発行されていた雑誌「ファンタスティック・アドヴェンチャーズ」
    想像の宇宙人とその環境下の人間を描いた表紙がとてもいい!
     
    shima_blog_22_05
    木星人の科学的想像図
    極めて巨大だが質量が地球とあまり変わらない土星は、薄い大気と沼地のようにドロドロとした表面から成る。ここの住人は安定した大地でなく液体状の地面に暮らす必要から、ミズスマシかミズグモのような水面に浮ける長い肢とガス袋のような体を持つ。約10時間で自転する星の住人であるため、寿命は短く、生きる本能に従うだけの生物と思われる。[解説:荒俣宏]
     
    しっかりしたストーリ!
    こんな解説が全ての作品にあり、絵と解説を読んでるだけでとても楽しめます!
    この他にも、200年以上前の絵巻ものにUFOらしきものが描かれている資料や、ニュートン力学の原本、はたまた、現代の宇宙を連想させる絵画やファッションなど、実にバラエティに富んだ作品が展示されていました。
     
     
    三つの展示会を早口でお伝えしましたが、
    これを8時間くらいかけて一気にまわり、脳がパンク状態でした。
    もっと一つの展示会をゆっくり時間かけて回ればよかったーと後悔。
    しかし、こんなにも幅の広い展示を同時期に見れて、とても刺激的でした。
    shima_blog_22_07

  • 夏の終わりにぴったりな映画のはなし。

    おはようございます。
    連日雨が続いていて
    きっとこの雨が終わったら
    秋がやってくる感じがしますね。
    温度差がある季節なので
    長袖をもっていくと、
    「長袖着てる。。。着るんだ。。。」と周りにリアクションされる(毎年恒例?)
    デザイナーの馬場です。
    今日は夏の終わりにぴったりな映画を
    ご紹介します。
     
     
     
    「グッバイ、サマー」
     
     
    主人公はパリで生活している14歳の男の子。ダニエル。
    ダニエルは背が小さく女の子のような容姿なため、
    クラスメイトからはミクロと馬鹿にされ、
    すこしクラスの輪からハズれた存在。
    そんなある日、
    ダニエルのクラスに転校生がやってきます。
    稼業の影響で機械ヲタクでガソリン臭く
    いつもマイケルジャクソンのスリラーみたいなジャケットを
    着ている変わり者のテオ。
     
     
    クラスで浮いている二人はお互い意気投合。
     
    家族関係、学生生活、うんざりする日常から
    抜け出すために、ふたりは夏休みに
    自作の車、「動くログハウス」で旅に出ます。
     
     
    ミシェル・ゴンドリー監督の自伝的要素が強い
    14歳。純粋無垢な二人の少年。
    ひと夏のキュートな甘酸っぱいロードムービーとなっております。
    文章参考
    予告編がこちら!

     
     
    14歳の男の子あるあるが満載です。
    どこか遠くに行ってみたい。
    みんなと一緒は嫌だ。
    でもひとりぼっちはもっと嫌だ。
    大人でもないし子供でもない。
    好きな人はいるけどどうすればいいかわからない。
    とにかくここから抜け出したい。
    作中、本当にふたりが愛おしく、
    やりとりが本当に14歳そのものです。
    馬鹿なんです。考えが馬鹿なんです。
    でもどこか羨ましく、懐かしい。
    作中、特にすごいことが起きるわけではありません。
    どんでん返しなんてありません。
    でも純粋無垢な二人の一生の夏の思い出に触れているだけで
    心地よく、勇気をもらえる映画でした。
    同監督作で有名なエターナルサンシャインも今度見てみたいです。
    監督はもともとミュージックビデオをきっかけにデビューしていて
    この作品もそうでした!
    Daft Punk / Around the world

    どうりで!
    日常的なのにどこか不思議な雰囲気を感じさせるのは
    こういうところから来ているんですね!
    公開規模が小さく、
    東京でも新宿、恵比寿、むさし村山でしかやっていないようですが、
    気になる方は是非チェックしてみてください!
    馬場

  • ペンネームおおいわひろしげ73

    デザイナーの大岩です。
    ここのところ、自宅の引っ越しで、
    週末はほどんどDIYに明け暮れており、
    夏らしいことは何もできないまま、夏も終わり。
    フェスとか、ライブとかそういうの行きたかったなー
    と思っていたところ。
    そんなタイミングで、うれしいお誘いを頂き、
    Ongakushitsu Inc.さんの新スタジオ・オフィスのオープニングパーティーにお邪魔してきました。
    img_0606
    img_4903
    Ongakushitsuの代表、福島さんは
    過去に弊社のblogでも何度かご登場いただいており、
    いろんなCMで弊社も大変お世話になっている音楽プロデューサー。
    プロデュースのみならず作曲、演奏、歌唱までされることもあるそうで、
    OngakushitsuさんのHPを拝見すると、
    おなじみのあのCMのうたが、実は福島さんの声だったってのもいっぱい。
    優しい声で、とてもいいです。
    ←Ongakushitsu Inc.さんHP
    パーティーではライブも開催され、
    こんな間近でキューバのリズムを堪能。
    img_4907
    社に戻ってこんな間近でライブ見たよって自慢してたら、
    マネージャーの新屋から
    「ルイス・バジェじゃん!!なんで私も連れてってくれなかったの!」と怒られてしまい。。
    無知な私は、目の前の素敵なバンドの事も存じ上げず、
    マネージャー新屋がキューバ音楽好きだという事も存じ上げないまま、
    ただただおいしいお酒と素敵なリズムに気持ちよくなってしまっていたのでした。
    ごめんなさい。
    ←トランペッターのルイス・バジェさんのHP
    夏の最後に、素敵な思い出を頂きました。
    Ongakushitsuさん、ありがとうございました!

  • 十和田市美術館

    こんにちは!
    デザイナーの島影です。
     
    先日、夏休みをいただき、東北旅行をしてまいりました。
    そこで、以前よりずーっと行ってみたいと思っていた、
    青森の十和田市現代美術館に行ってまいりました!
     
    十和田市現代美術館とは、省庁再編による国の事務所の統廃合等により、十和田市のシンボルロードに空き地がみられるようになったことから、魅力的で美しい通りの景観を作り出す、まちづくりの一環として作られたものです。(HPより抜粋)
     
    そのため、美術館の敷地以外にも、その周辺地に様々なアート作品が並んでいて、
    まち全体がアート空間のような雰囲気が出されております。
    shima_blog_21_01
    “Flower Horse” / Choi Jeong Hwa
     
    shima_blog_21_02
    “愛はとこしえ十和田でうたう” / 草間彌生
      
    建築も個性的で、個々の展示空間を「アートのための家」として独立させており、
    それらをガラスの廊下でつないでいます。
    無機質だけども躍動感と力強さのある建物。それでいて開放感があり、街に溶け込んでいる。
    とても居心地のよい空間となっておりました。
    shima_blog_21_03
    そんな十和田市現代美術館で、私の気になった作品をご紹介!
     
    1つめはこちら!
    草間彌生さんの作品と同公園内にある、巨大お化け(左)と四角い建物のトイレ(右)。
    shima_blog_21_04
    “Ghost””Unknown Mass” / Inges idee
     
    右のトイレの上に銀色のヌュルッっとしたもの。
    これはなんだろう…とトイレに入ってみると、、、
    shima_blog_21_05
    お化けが男子便所を覗いている!
    とてもチャーミングなこの子を感じながらのトイレは、「この子は女の子なのかなぁ」など、いろいろ妄想を膨らませたりして、楽しいトイレタイムになりました。
     
    2つめはこちら!
    遠目からみると、綺麗なシャンデリアのような見た目。
    shima_blog_21_06
    shima_blog_21_07
    “Cause and Effect” / Do Ho Suh
    (撮影NGのため、webより拝借いたしました。)
     
    しかし、近づいて見てみると…
    shima_blog_21_08
    人が肩車をしている!
    180色/数万体もの樹脂製人形が連なっているこの作品。
    気づいた時、その迫力に圧倒されつつも、思わず笑ってしまったのですが、実は、生命の華やかさ・生と死・輪廻転生などをモチーフに作られている、とても意味深い作品です。
     
    他にも、体験型のものや、人間とのサイズ感で楽しめるもの、えっそんなところにも!?みたいなアートなど、屋内外問わず、知的好奇心がワクワクするような作品がたくさんあり、子供も大人も楽しめる美術館でした。
    青森に行く際は、ぜひプランに入れてはいかがでしょうか。
    オススメです!