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おっす!ケッセルス・クレイマー 38
こんにちは!
デザイナーの金澤です。
夏ですね!
先日花火大会に行ってきて夏を堪能してきました。
あー満足!
今回は会社にある、おもしろい広告の本をご紹介したいと思います。
こちらだ!
オランダのクリエイティブエージェンシー、
ケッセルス・クレイマーの作品集たち。
2005年に10年間の仕事をまとめた初めての作品集、『2 kilo』
その後、2005年以降の5年分の仕事をまとめた第二弾が、『a new kilo』
『2 kilo』が出た時のポスターキャンペーン広告が、
”2kilo(Brock赤レンガ)じたての本が女性に当たっている。「ヒット」&「当たり」をかけてある”
おお…!海外ならではのユニークな広告!
おもしろいし、コンセプトがはっきりしていてわかりやすいですね。
勉強になります。
ほかには、ケッセルス・クレイマーといえば
オランダのアムステルダムにある「ハンス・ブリンカー・バジェット・ホテル」の広告ですよね。
「免疫力を高めよう」をモットーとした、ハンス・ブリンカー・バジェット・ホテル。
そう、安い宿特有の古さをはるかに超えたボロ宿なのです。
ケッセルス・クレイマーはボロ宿を逆手にとった自虐広告で注目を集めました。
「まるで自宅にいるよう」をテーマに宿泊客の実際の自宅写真を使用した広告。
右上のフォントが、かわいい。。
「サービスがさらに悪くなりました」というあまり嬉しくない新サービスの宣伝ポスター。
わかりやすくて情報がスッと入ってくるけど、全然うれしくない!
アメニティが何もないので、シャンプーやドライヤーなどの絵を印刷した紙を用意し、
宿泊客がハサミで切り取って好きな場所に置いて楽しめるようにした。アメニティキット!
どれもユニークでおもしろいけど、ホテルサービスとしては最悪ですね!笑
一般的な広告とは違った、反広告的な行為で宿泊客を増やしたそうです。
確かに生で見てみたいけど、絶対に泊まりたくないー!
ケッセルス・クレイマー、最高におもしろいクリエイティブ集団ですね。
大好きです!
おしまい -
ペンネームおおいわひろしげ72
デザイナーの大岩です。
毎日暑いですね〜
夏本番、夏休みシーズンですが、
ネアンデルタールのデザイナーの面々も
順番に一週間ずつ夏休みを頂き始めております。
僕の今年の夏休みは、引っ越しの準備の予定なのですが、
ボチボチ引っ越しに向けて、断捨離しなきゃなーと周りを見渡してみると、
買ったことで満足ちゃって、ほとんど開くことのない本がいっぱい。笑
今日はその中から「でもやっぱり買って良かった!」と改めて思った一冊をご紹介したいと思います。
Mingering Mike「ミンガリング・マイク 妄想レコードの世界」
一時期結構本屋さんで見かけたので、
ご存知の方も多いと思いますが、
簡単に概要を説明しますと、
1968年から77年にかけて、
ソウルシンガーに憧れる一人の青年マイクが妄想で作り出した、
ブラックミュージック界のスーパースター(架空)
「ミンガリン・マイク」のレコードジャケットを収めた本。
あくまで『妄想』なので、
すべてダンボールにマジックペンで描かれていて
中身のレコード盤やラベルのデザイン、
ビニールのカバー、値札のシールなどの細部にいたるまで
すごく丁寧に作られているのがわかります。
この本の著者「ドリ・ハダー」という人が
ワシントンD.C.の蚤の市で
大量のレコードが詰まった箱の中から、
偶然「ミンガリング・マイク」を見つけたところから、
明るみになったというこれらの作品たち。
究極の自己満足というか、
個人的な愛情だけがつまったレコードたちは、
一切迷いが無く突っ走っていて、
何とも言えない独特の存在感を醸し出していて、
見ていて全然飽きません!
↓こちらのサイトでほとんどの作品が見れますので、是非見てみてください。
http://www.mingeringmike.com/
音源まであったんですね! -
今日から僕もアズラーです。
こんにちは!
デザイナーの馬場です。
先日スパイラルさんで行われている展示
「EAT」に行って来ました。
「食」から生まれるコミュニケーションをテーマに
6組の作家さんが色んな切り口で展示をしています。
そんな6組の作家さんの1人、境 貴雄さんの
「アズラー」撮影会に参加してきました!
アズラーとは
日本を中心に世界で流行している、
小豆を顔に付けてヒゲに見立てた最先端ファッションです。
つまり
こういうことで
こういうことです。
※写真はアズラーオフィシャルウェブサイトからお借りしました。
http://takaosakai-portrait.blog.so-net.ne.jp/
すごい!
小豆のリアルさ!
ヒゲのユニークさ!!
シュールです!!!
そしてどこか暖かい人たち!!!!
境 貴雄さんはアズラーの仕掛人で和菓子や小豆を媒体とした
作品を制作しています。
さまざまなところで
アズラーのポートレートを撮影し、ウェブサイトに公開しています。
ということで
僕もアズラーに変身!
ドン!
その場でウェブサイト公開用で一眼レフ、
プレゼント用でチェキで撮影しました!
服装もあいまって
なんだか不思議な雰囲気に!
撮影中は遠くを見つめます。
ウェブサイト公開が楽しみです!
馬場 -
あらチャン! 26 続・地元
マネージャーの新屋です。夏本番、ですね!
しかし表参道のショーウィンドウには既にウール&ツイード&レザー・・・
目から入ってくる情報が暑いっす。げんなり。
さて
大変遅ればせながら、続・地元。
21世紀美術館の次に向かったのはこちらでした。
『鋤田正義展 SOUND&VISION ver.2』
デヴィッド・ボウイやYMOをはじめ、あー見たことあるー!という写真ばかり。
あまりにも有名な名盤「HEROES」ジャケ写のアザーカットが
大判出力で10点ほどズラリと並んでいました。めっちゃカッコいい。
音楽ホールのロビースペースを使っての展示。プリントにかぶりつき状態で鑑賞してきましたよ。
会場写真撮影NGだったので、遠巻きに。
ちょうどホールで和楽器の演奏会がある日だったようで、着物姿のご婦人が大勢いらっしゃいました。あら金沢らしい。と思っていましたら・・・・・子供のころ所属していた社中も参加していて(琴を習っていたのであります)先生とバッタリ15年振りの再会を果たしました。何たる偶然。
そのまた次の目的地はこちら!
おなじみの観光名所、ひがし茶屋街です。急な雨降りでみなさん雨宿り。
茶屋街の古民家を利用した茶房にて山本優美さんの個展が開かれていたのでした。
山本さんの作る陶器は”持ち主の記憶を留める記録メディア”なので、生活の気配がする場所での展示はとても相応しいように感じました。美術館で観るのとはまた違う魅力。
加賀らしい紅殻壁のお座敷にも!
付け襟のシリーズなど、初めて観る作品も多数あって小さなスペースながらとっても充実してました。
非常に金沢らし過ぎるどーんよりしたお天気ではありましたが、このあと更に徒歩圏内の「柳宗理記念デザイン研究所」もまわり、森八でおいしい和菓子を買って帰ってきました。充実!
新幹線でぴゅっと行けちゃいますからね。来まっし見まっし食べまっし! -
土木展
こんにちは!デザイナーの島影です。
先日、六本木へ行ったら気になるポスターを発見!
ということで、21_21 DESIGN SIGHT で開催された『土木展』に行ってきました!
土木の展示?測量器とかあるの?
全く想像がつかない…楽しみです!
この展示会は、私たちの日々の暮らしと密接な関係のあるにも関わらず、
その存在をあまり実感することのない『土木』というものに対して、
より幅広い人々に理解を深めてもらおうと実施された展示会。
土木のエキスパートとデザイナーやアーティストの表現によって、
土木を再発見/実感し、より深く知ることのできる作品があるとのこと。
こう書かれても、イマイチどんな作品があるか分からないと思うので、
私が気になった作品をいくつかご紹介します。
まずはこちら!
こちらは、ただの砂にプロジェクションマッピングで地形が描かれており、
砂場遊び感覚で、遊べるものです!
(ダイダラの砂箱 桐山孝司、桒原寿行 2016)
手をかざすと雨を降らし、谷に水を貯めることもできます!
天地創造!まさに、神の気分を味わえる!
子供が遊びながら学べる!
大人もついつい夢中で遊んでしまってました。
次にこちら!
これ、何だか分かりますか?
近づくと…
『埼京線ホームへ』や『山手線ホーム(内廻り)』の文字が…
そう!こちらは渋谷駅の構内模型なんです!
(田村圭介+昭和女子大学環境デザイン学科 田村研究室 2013)
普段こんな複雑なところを歩いていたのか…
そりゃ迷子になるよなぁ。
最後はこちら!
…カレー?
そう!こちらは様々な形式のあるダムをカレーで表現した作品!
バカバカしいけど、愛らしい。
他にも、体験型のわかりやすい作品から、土木の強さが感じられる作品など、
子供から大人まで楽しめる作品でいっぱいでした。
どこか硬派でとっつき辛い印象の土木ですが、
バリエーション豊かで様々な表現の展示が多く、
土木への理解が少し深くなり、壁が低くなった気がします。
9/25までやってます。
皆さんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか。