MIYAKE ISSEY展

こんにちは!デザイナーの島影です。
今月より梅雨入りし、天気予報に雨マークが増えてきました。
週末にまとめて洗濯する私は、休日に雨が降らないか、
この時期はいつもドキドキしております。
 
さて先日、私は『MIYAKE ISSEY展』に行ってまいりました!
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モードファッションが好きな私としては、
ISSEY MIYAKEのデザインは以前よりとても興味があったのですが、
どんな考えで、どんな構造で作られているかが無知だったため、
それらを知れる展示とあってワクワク!
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※写真撮影は禁止だったため、ネットよりお借りしております。
 
展示は初期の1970年代の作品から現代までの45年間の仕事を一挙に展示しているのですが、
今みても新鮮なデザインやアイディアの数々で、どれもこれもがカッコイイ!
 
「ジーンズやTシャツのように多くの人が自由に着られる服をつくりたい」
これは三宅一生さんの言葉です。
一見、奇抜でデザイン重視の服作りかとも感じるのですが、そんなことはなく、むしろ逆で、
人間を中心として考え、体の動きや生活、環境、テクノロジーなどを生かしたアプローチで
服作りをしていることが良く分かりました。
 
例えばこの作品。
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規格の布幅をそのまま生かした麻布を用いて、無駄な端切れを極力生じさせないデザインで作られています。
 
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もちろんこれも服。
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広げるとこんなに素敵な形になります。
※構造が気になる人はこちらに動画もありました。(3:00過ぎくらいから)
このシリーズはミニチュアで実際に服を広げたり折りたたんだり出来る体験コーナーがあり、
思っていた以上に簡単に着られて、それでいて美しい!
小学生もこぞって体験していました。
 
時代性というよりは、世の中に必要な考え方、人間がいかに自然に快適に過ごせるか。
それを自分なりの表現を模索しながら、常に新しいものを生み出してきた。
そういう想いを感じることができました。
 
さまざまな驚きや発見、感動があり、
デザインでありながらアートの融合を体感できる、素敵な展示会でした。