Journal

デザイナーの大岩です。
6月に入り、東京も梅雨入りですね。
雨でふと思い出したこのポスター。
好きなグラフィックデザイナーの一人、ソール・バスのポスター。

教科書にも出てくる様な、有名なグラフィックデザイナーなので
ご存知の方も多いと思いますが、
意外と自分より年下のデザイナーに聞くと知らなかったり。
映画のタイトルデザインや映画ポスター、
企業のロゴもたくさん手がけています。
ソール・バスによる映画のタイトルワークを集めた動画や

The Title Design of Saul and Elaine Bass from Ian Albinson on Vimeo.

ポスター

企業ロゴも、検索すればたくさん出てきます。

あのティッシュのロゴもソール・バスのデザインなんですね。
何年か前に復刻された時に買ったソール・バスの絵本、
『HENRI’S WALK TO PARIS』。
グラフィカルな魅力いっぱいで
大人でもずっと飽きずに楽しめます。日本語版もあります。




そのソール・バスの学生に向けたインタビュー。

（PCでは「cc」を押すと日本語字幕がでます。）
モバイル端末だと日本語字幕が見れない様なので、
以下、翻訳家の方のblogから和訳を転載させて頂きます。
————
（学生達に向けてのアドバイスは？）
描くことを習得しなさい。
でなければ、今後ずっと君はそれを避けながら
他で埋め合わせをして生きていくだろう
それは…
たとえば、なにか問題がある時
そのコミュニケーションの問題を解決するために
描く事をしなければならないのに
代わりに君は、もっと劣った方法を探すだろう
こんな風にね
つまり 正面から向き合わずに
腕をねじ曲げて　肩を押して
問題を解決しようとする
その結果は四角だったり三角だったり…
丸だったりするわけだが。
そんなのバカバカしいと思わないかい？
それはずっと続いてしまう
ものすごく大きな欠落だよ
しかも残念な事に
それでも何とかやっていけてしまう。
そのままでも仕事はもらえるだろうし
ある程度までは行けるだろう
がしかし、
気づいた時には…
つまり君が本当に後悔した時だ
「描くことを習得しておけばよかった」と。
それじゃ遅いんだ
もう学校には戻れないし
夜学を受けるわけにもいかない
それに収入が落ちてしまったら困るでしょう。
今の収入でやりくりしてるわけだから、
ハイそれまで！
もう二度と、描くことを習得するチャンスはない
それって悲惨だと思わないかい？
————
いいこと言ってます。