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あらチャン! 19 醍醐の桜
「ちょっとアイツらからかって時間潰してくるわ~」と言って
社長が男子部屋に吸い込まれていきました。
5分して戻ってきたらみんなではりはり鍋を食べに行くことになってました。
いい会社です。プロデュース部 新屋です。
早く春が来ないかな、と思いながら
この季節になるといつも観たくなる画があります。
奥村土牛(おくむら・とぎゅう)の『醍醐』。桜の画です。
(画像は山種美術館 公式HPから拝借しました。)
かつて切手の絵柄に採用されたこともある画なので
見覚えのある方もいらっしゃるでしょうか。
京都・醍醐寺のしだれ桜を描いた作品です。
ふんわりした桜色が暖かい春のしあわせな空気を感じさせてくれて、
いつ観ても大好きな画です。
この『醍醐』も観られる素敵な展覧会が、もうすぐ始まります。
山種美術館 開館50周年記念特別展
奥村土牛 -画業ひとすじ100年のあゆみ-
2016年3月19日(土)~5月22日(日)
山種美術館、わたし個人的にすっごく好きなんです!
恵比寿駅から広尾方面に歩いて10分ほどの場所にある日本画専門の美術館。
両親にすすめられたのが初訪問のきっかけだったかな?
2009年秋に現在の場所に移転新オープンして以来、何度も足を運んでいます。
速水御舟、酒井抱一、竹内栖鳳、上村松園、奥村土牛、、、、
山種で覚えたお気に入りの日本画家がたくさんいます。
館内は大・小ふたつの展示室で構成されているので決して広くはないですが、
一つひとつの解説までしっかり読みたい派のわたしとしては
あまり広い展示だと終わったころにはぐったり・・・なんてこともあったりするので
ちょうどいい規模でそれも好きなところ。
ミュージアムグッズも可愛くて散財しがちです。
館内に併設のカフェでは展示中の画から題を取った和菓子をいただけて、
そのお菓子がまたすばらしくきれい。
例えばこれは2年ほど前のものではありますが・・・
夏から
初秋へ
そして晩秋へと
季節の深まりに合わせて、お菓子の中の紅葉も色付く。なんて素敵!
日本人のこういう繊細な感性は本当にいいなあと、しみじみ思います。
だけど実はわたしはここのお菓子をいただいたことはなくて、
山種美術館とは道路をはさんで反対側、少し坂を下ったところにある
「ビストロ シロ」のランチを組み合わせるのが
いちばんのおすすめコース。
入館料の「和服割引」もあるので、いつか挑戦してみたいな~と思っています。