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Art&Design Clip! 54
デザイナーの石見です。
国立新美術館へ第18回文化庁メディア芸術祭へ行ってきました!
毎年恒例ですが、期間が短くいつも見逃していました…
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門を対象に、世界中から選ばれた作品を見ることが出来ます。
◎アート部門
『センシング・ストリームズー不可視、不可聴』
坂本 龍一/真鍋 大度
ただのカッコイイ映像?と思いきや。
なんと人間の目には見えない電磁波を視覚化・可聴化したインスタレーション。
今回は六本木ヒルズやミッドタウンの電磁波が鮮やかなヴィジュアルとなって表れます。
目に見えないけどこんなに電磁波浴びてるんだな〜と思うとちょっとビックリしますが。
『これは映画ではないらしい』
五島 一浩
…そうですか。
解説によると従来の「コマ(静止画)」の連続とは異なり、
「コマのない動画カメラ」によって「動く画像」を作り出すそうな。ふむふむ。
全くうまく説明出来ないので気になる方は会場で見てください!としか言えないのですが、
既に当然のものとして確立されている映像制作の手法を見直し、再構築するって相当大変なことだと思うんです。
真鍋さんの作品もそうですが、優れたテクノロジーってそれ自体が美しいんだなと思います。
◎エンターテインメント部門
『のらもじ発見プロジェクト』
下浜 臨太郎/西村 斉輝/若岡 伸也
「のらもじ」とは古いお店の看板などの味がある手書き文字のこと。
こちらをフォント化していくプロジェクトです。
キーボードで文字を入力すると看板に反映されます。
文字が可愛いし、背景の風景も田舎育ちの私からするとノスタルジーに浸れます。
実際にこちら★で遊べますがめちゃくちゃ楽しい!
『handiii』
近藤 玄大/山浦 博志/小西 哲哉
3Dプリンタを使ったオーダーメイドの義手。
これを見て攻殻機動隊を思い出した人も居るに違いない…!
その他アニメーション部門、マンガ部門も鑑賞してお腹いっぱいです。
因みにエンターテインメント部門の鉄拳のパラパラにはホロリときました (ノ_・。)
15日までなんと無料でやっているのでまだの方はゼヒ!