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デザイナーの石見です。
オペラシティアートギャラリーでやっている梅佳代展に行ってきました。

『うめめ』『男子』といった写真集は仕事の資料として何度も見ていて、
ついに大規模個展！ということでずっと楽しみにしていたんです♪
梅佳代さんの作品でまず気になるのは瞬発力の高さ。
例えば最初のセクション「シャッターチャンス」と題されたシリーズ、
保育園の園庭で手前に児童が写っているのですが、
その背後で（建物に帰って行く途中っぽい）先生が箒を持って飛び跳ねているショット。
どうやったらこんな瞬間に立ち会えるのか（ていうか何してるのか）、
そしてその瞬間を逃さずシャッターを切れるのか、不思議でなりませんでした。
被写体はごくありふれた日常なんですが、その中で起る一瞬のおかしみを逃さない、
技術的なことを超えた天賦の才能なのかなぁと思います。
（なんだかエラそうですが…そうとしか思えない！）
持って生まれた才能と言えば人間力の高さもありますよね！
大好きな「男子」シリーズ、梅佳代さんだからこそ
男の子たちもこんなに好き勝手やれる、気を許してしまうのだと思います。
ばかばかしくて愛すべき小学生男子たちです。
（個人的には天井に貼ってあったジャイアンみたいな子がツボでした。）
他にも初期の女子中学生をアパートに呼んで撮った作品、家族の肖像『じいちゃんさま』など、
どの作品も見ているうちに自然と笑顔になって、元気をもらえる展覧会でした！
テレビでご本人が解説しているのを見たのですが、
「今は『能登』シリーズに代表されるように、『青春』を撮るのが自分の中でブーム」とのこと。
これからの梅佳代さんにも期待してます！！