SPIRAL PAPER 149

デザイナーの馬場です。
この度、SpiralPaper No.149が発行になりました!
今号はSICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)特集号。
表紙・特集はグランプリを受賞したアーティスト、石川佳奈さん。

石川さんは

社会でいま起こっていること、普段自分が思っていることを、

言葉、映像、インスタレーションなどさまざまな手法で表現しています。

SICF19 グランプリアーティスト展では

個人間のコミュニケーションにおけるパーソナルエリアをテーマに、

映像を用いたインスタレーションを発表しました。

映像と物理的な膜で石川さん本人と一人の男性が親密になったり、不快に感じたり、パーソナルエリアの壁が

揺らぐ様を色んな角度で見ることができる今まで体験したことがない新鮮な展示でした。

見る時間帯で揺れる膜の見え方にも変化があり、視覚的にも凄く魅力的です。

今号で第16回になる「暮らしのノート」

ゲストはグラフィック・デザイナーであり、また、長年に渡り、包みと結びの礼法である折形の研究をされている山口信博さん。

山口さんの日用品は「風呂敷」。

運ぶもの、包むもの、包む人の用途に合わせて自らの形を変える風呂敷。

風呂敷をはじめとする、包むという行為に魅力を感じている山口さんの想いが綴らています。

イラストは大塚いちおさん。

布を折り重ねていく風呂敷の雰囲気を感じる一枚になっています。

それぞれ異なる柄、紙、技法のレイヤー感がとても気持ちがいいイラストレーションです!

そして5月にスパイラルでこんな展示があります!

VR_I

ヘッドセットを装着し、コンピュータを背負った観客5名が同時に、ダンサーが現れる仮想空間に没入するVR体験だと・・・!?

僕はこのページを作りながら、早く体験したくてしょうがありませんでした。。。。

もの凄く楽しみです。

今号もかなり濃い内容、一冊になりました!

是非スパイラルにお越しの際は手に取って見てください!!

馬場

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STAFF
CD : 石井 原(ネアンデルタール)
Editor : スパイラル プレス
P : TADA (YUKAI)
I : 大塚 いちお
AD : 馬場 敏典(STONE)
Pr : 新屋 純子(STONE)