Journal
-
Art&Design Clip! 15
デザイナーの石見です。
新美術館で開催されている「アンドレアス・グルスキー」展に行ってきました。
私がグルスキーの名前を知ったのは、2005年に近代美術館で開催された「ドイツ写真の現在」展で「サンパウロ」を見てから。
それ以来ずっと気になっていたアーティストです。
最初は普通に写真を撮っているのかな?と思うのですが、なにか違和感…
現実に見える景色ってこんなだっけ…と「?」が頭に浮かびます。
解説を片手に鑑賞を進めて行くと、実は精密に画像合成がなされていることが分かります。
そしてよくよく眺めていると、作品上にいくつかの視点が混在していることに気づきます。
だから、現実には見えない、言うなれば神の目線。
画家が絵の具で絵を描くように、グルスキーにとって写真は素材でしかなく、
写真を使って自分の理想とする絵を作り上げているように思いました。
「パリ・モンパルナス」
モンドリアンを思い出す一枚。
「カミオカンデ」
機能性を追求している最先端の科学装置が、結果としてこんなにも美しいのは何故なのでしょう〜
思わずため息。
「99セント」
消費社会へのシニカルな眼差しを感じますがそんなこと抜きにして圧倒されます。
あと実物を見ると分かるのですが、画面右中央に何故か仮面を被ったお客さんがいます。(…誰?)
とにかく美術館で大判の実物を見て欲しい作品ばかりです!!
9月16日までですのでぜひとも六本木へ!
ちなみに「ポップアート」展とセット割引もあるようですよー -
ボンジュールわんこ兄弟
今回のボンジュールなお方は、わんこきょうだい
\ wanko /
先日 某ロケで岩手に行ってきました
そこで出会ったのがわんこきょうだいのそばっち
わたし大の蕎麦好きで
さっき計算したら 10kg per 1year ーー日本人1人あたりのうどん・そばの年間消費量の平均は3kg
(椀に入っているが)大好きなそばがこんなにも
愛らしいキャラクターになっているなんて、衝撃
三白眼ならぬ四白眼のかわいいやつ
どうしていままで知らなかったのかと
自分を呪ったり呪わなかったり
ネットで調べてると
様々なグッズが発売されているのを知り悔やんでおりました
帰り間際に探しまくって購入できたのは用途不明のぬいぐるみ1体
そこに救世主:弊社マネージャー笠井がー東北にー舞い降りてたー
女神〜
グッズをたくさんお土産にしてくれました
超嬉しい 超々嬉しい 鬼かわいい
ストラップ
シール
メモ帳
ぬいぐるみ 一番安定する置き方
そば以外に
うに/もち/とうふ/こく(穀)も椀に入って
5体で1組、炭水化物のドリームチームわんこきょうだい
炭水化物の豊富さを押し出しているだけあり
岩手県の食料自給率は脅威の106%を記録しているそうです
そして彼らがなぜ椀にインされてるかというと
国内の漆生産量が日本一!だから漆の椀に入ってるんだそうです
やっすい椀じゃなかった
岩手といえばイーハトーブ*ケンジミヤザワか
小笠原満男の出身地な印象でしたが
ちょっとだけ見聞が広がりました
ありがとうわんこきょうだい
都内で見かけた事がなさすぎるので(私だけ?)
ちょっとでも知る人が増えればと思いました次第です -
ペンネームおおいわひろしげ12
デザイナーの大岩です。
9月に入り世間は夏休みも終わり、2013の夏が終わっていきますね…
個人的に今年はあまり夏らしいことが出来ていなかったので、
先日あるロケで海に行けた事がこの夏の良い思い出。
ロケ終わりにSPOONさんの屋上でこんなご褒美まで!
憧れのバーベキューマスター、大桑さんによるサザエ(ガーリックバター)。
最高です。
今年の夏は暑かった!というかまだ全然暑いですが。
家のエアコンが壊れた時は、ホントどうしようかと思いましたが、
なんとか扇風機で凌ぎました。
そして「ゲリラ豪雨」という言葉もよく聞きました。
幸い、今の所自分は見舞われておりません。
たまに打ち合せで外出しても
打ち合せ中に降り出して、終わった頃にはすっかり晴れてる。
そんな事ばかりで、以外と晴れ男かもしれないです。
-
新人デザイナーのドキドキ日記 14
こんにちは。
前回、中村の好物ランキングとかやりましたが
ひとつだけ追加させてください。
納豆巻き
納豆巻きをじゃがいもとともに3位に君臨させます
それもそのはず、いつも仕事終わりに納豆巻きを食べたくてしかたなくなる中村
帰り道は納豆巻きとあまちゃんのことしか考えていないと言っても過言ではありません。
特にコンビニでは断然ファミマの納豆巻きが好きです。
ひきわり具合が絶妙!
なのですが、ここらのみんなも納豆巻きが好きなのか
会社からの帰り道にある3軒のファミマどこにも置いてない日が多いのです
キー!クヤシー!(仕事終わりに3軒ハシゴしてるところには触れません)
それはさておき
31日には原さんと共に我が母校バンタンの講演会に出させていただきました。
生まれてこのかた20年、まさかまさか壇上にあがることがあろうとは…
そしてやはり原さんはすごいなーと、隣にいさせていただいたにも関わらず
私もメモを持って聞き入りたい所存でした。
もはや緊張でまともなことを言えていたかも定かではないのですが
また初心に帰ってがんばらなくちゃ!!と思うきっかけになりました。
3月に入社してあっという間に半年が経ちましたが
これからも!がんばり!ます! -
Art&Design Clip! 14
デザイナーの石見です。
横浜美術館で開催されている「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」を見に行きました!
実はこの展覧会、2011年4月から開催予定だったのです。
それが震災の影響で中止に。
かなり楽しみにしていて、当時のチラシを今でも持っています。
2年越しの開催に心躍ります♪
年代・美術様式順に作品が並んでいるのですが、
順路を辿って近代に近づくと好きな作家が増えるのでテンションもアップ↑
気になった作品をいくつかご紹介。
◎ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」※上のフラッグに写っている絵
今回の目玉だったのでポスター等で知っている方も多いのでは?
背景のピンクとドレス・瞳のブルーの対比が鮮やか!
背景や肌の色にも青の筆致が加えられているので、赤みがかった顔の表情がより引き立っています。
◎セザンヌ「パイプを加えた男」
セザンヌはよく「近代絵画の父」と評されますよね。
(それを聞くたびに母が誰なのか気になってるんですが…)
それがよく分かる作品です。
パイプを加えてほおづえを付く男性の肖像ですが、背景に掛かっている絵や壁が傾いているんです。
また机を色々な方向から捉えようとする様はキュビズム前夜という感じです。
◎モーリス・ドニ「緑の浜辺、ペロス=ギレック」
何気なくフラっと行った展覧会で「コレいい!!」と思うとドニの確率がヒジョーに高いです!
1作品しか出品されていなくても凄いインパクトで目が釘付けに。
独特な色彩のコントラストと不穏な空気感の虜です。
◎マティス「カラー、アイリス、ミモザ」
マティスはとっても好きな作家の一人。
マティスといえば色の魔術師と言われるほど色遣いが美しいですよね。
この作品は
青〈アイリスの花、花瓶、テーブルクロス、壁紙〉、
緑〈机、アイリスの葉、壁〉が画面を支配する中で
ピンク〈背景の布〉がアクセントになっています。
計算され尽くした巧みなバランスにほれぼれしちゃいます。
今回のような「○○美術館展」は、様々な時代の作品の寄せ集めになってしまい、薄っぺらな印象になることもままありますが(←偉そう)フランス絵画に絞ったからか、見応えある充実した企画展でした!
他にもゴーギャン、ピカソやシャガールの作品も。
9月16日までですので気になる方は横浜へ!