あらチャン! 48 広川泰士さん


 
春はじめのある日。フォトグラファーの広川泰士さんがネアンデルタールにお越しくださいました。

(写真右から 石井、広川さん、大広・小原AD
 Neandertal CAPを快くかぶってくださるやさしいお二人)
 
かつて8年くらいの間、表参道に事務所を構えていたという広川さん。撮影の合間に、70年代~80年代半ばの表参道の様子をお話ししてくださいました。
「セントラルアパートなんて、あなたくらいの年じゃ知らないでしょ?いまのラフォーレの交差点のとこにあってね、真ん中の吹き抜けが気持ちよくて。鋤田さんとか操上さんとかおもしろいクリエイターがいっぱい集まってたの。」
みなさんぜひ“原宿セントラルアパート”で検索してみてください。もう、ちょっと読んだだけで興味深過ぎる話がざっくざく出てくる!調べ甲斐がありそうです。
 
そして「いまフォトグラファーになりたいんです!撮りたい衝動が!」という石井は、インタビュアーよろしく広川さんを質問攻め。

石井 僕は中学生のときに「将来はアートディレクターになろう」って決めたんですけど、広川さんはどうしてフォトグラファーになろうと思ったんですか?

広川 中学生!?それは早いね!僕は遅かったよ。大学時代、21くらいかな?まわりが学生映画をやってたから、8ミリを回し始めて。

石井 えっ。動画が先だったんですか!

広川 映画って言っても、実験映画みたいなものだったけどね。それで暗室作業にハマったんだけど、段々と、一瞬、一枚、って面白いなと思うようになって。それで、写真に。しかも写真は一人で完結するじゃない?(笑) 映画だと、脚本だ演出だ役者だ…って。

石井 フォトグラファーってどうやったらなれるんでしょうか。僕いまからでもなれますかね?

広川 なれますよ。僕だって写真の学校とか行ってないし。フォトグラファーと名乗った日からフォトグラファーですよ。石井さんはデザイン出来るから、自分でデザインして写真集作っちゃって、それで写真展開いちゃえばいいですよ!

石井 ええー!じゃあ、まずは、今度撮ったら見てもらえますか!?

広川 それはなんだか緊張しちゃうなあ~。

石井 どっちがですか~!

・・・・・

他にもカメラのことだとか、いろいろお訊きして。楽しいお話をたくさん聞かせてくださった広川さん。
果たして石井の写真展が開かれる日はやってくるのか!?

今後を見守るとしまして。
広川さんも参加される写真展が明日より始まります。
 

第10回 ゼラチンシルバーセッション「100年後に残したい写真」
2019年04月26日(金) – 2019年05月06日(月)
@AXIS Gallery/東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
11:00 ~ 19:00 会期中無休
入場料 300円(学生無料)

広川さんをはじめ、日頃広告のお仕事でお世話になっているフォトグラファーさんが多数参加されています。Portrait in Handでご一緒している井上佐由紀さんも!

AXISからちょこっと足を伸ばして、ミッドタウンのFUJIFILM SQUAREで同時開催されている企画展にもぜひお運びください。

マネージャー新屋でした。