NHK BS4K8K ロゴブランディング

マネージャーの新屋です。
今年も残すところあと数日ですね。
年間を通して取り組んできたプロジェクトが先日ローンチを迎えましたのでご紹介させてください。

2018年12月1日にスタートしたNHK BS4K・BS8K放送のロゴブランディングをネアンデルタールが担当致しました。
 


 

ロゴのコンセプトは “新しい映像の道標”

人類の知的冒険心に世界最高峰の映像音響技術で応える。未知なる映像体験を次々と提供していく。
NHK BS4K・8K放送の目指す姿。その精神、決意をシンボリックに造形化しました。

「K」の右側部分 翼のように広がった矢印は、映像表現の新しい方向性を示す道標であると同時に、最先端の技術を表現しています。

今回ロゴを制作するにあたって大切に考えたのは、この新しいチャンネルが世の中に対してどういう存在であるべきなのか、という点。
画素数が16倍!とか、22.2chの音響!とか、それはもちろんすごいことではあるんだけれど、単なる技術自慢で終わってしまうのは勿体ないと思ったのです。
オリエンの席で初体験した8K映像は本当に素晴らしくて、感動や驚きにあふれていました。そして調べてみると、例えば遠隔地医療への応用の期待もされていたりして、きっといまの私たちには想像もつかないような未知の可能性を秘めているに違いない。
NHK BS4K8Kは、人類がまだしたことのない、全く新しい映像体験を生み出してゆく。
そんなメッセージを世界に向けて発信できるロゴブランディングであるべきだと考えました。
 

そして出来上がったロゴを用いて制作したのがこちらのモーションロゴ。一日の放送が始まるとき・終わるときに流れます。

映像のコンセプトは “THE ART OF PIXELS”
極小の粒子・ピクセルで織りなすアート。表現の限界までピクセルを小さくして、いままでの映像では成し得なかった未知の領域を描くことにチャレンジしました。

ディレクターはTANGRAMの鴫原大輔 氏。石井とタッグを組むのは今回が初めてです。
4K・8K画質での制作。しかもフルCG。前例がないのでとにかくやってみないとわからない。トライ&エラーの続く厳しい時期もありましたが、鴫原さんのCGのセンスや経験、知識に本当に助けられました。
忘れもしない、完成披露試写の日のこと。モーションロゴを流し終えた瞬間、どよめきののちに笑いが起こりました。もう、凄過ぎて笑っちゃうんですよね。嬉しかったです。心の中で大ガッツポーズ。

Web上では本来の画質でご覧いただけないのが本当に残念!ぜひ放送でご覧いただきたいです。
 

そのほか、チャンネルブランディングの一環として、看板番組のタイトルロゴ&オープニング映像も制作させていただきました。
こちらはまた追ってご紹介させていただきますね。


 

さて
盛り沢山ですっかり長くなってしまいましたが…
4K・8Kは受信のために機材や環境を整える必要があるので、まだご覧になったことがないかたもいらっしゃるかと思います。
でも本当に、まずは一度、体験してみてほしい!
今年はあの年末の一大番組「紅白歌合戦」も4K8K放送があるんです。東京ミッドタウン日比谷をはじめ各地でパブリックビューイングも催されますので、ぜひとも別世界の映像に触れてみてください!
 

NHK BS4K8K
https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/