• キリン プラズマスポーツ 新発売!

    この度 キリンビバレッジから新発売されました
    「キリン プラズマスポーツ」のパッケージデザインをネアンデルタールが担当致しました。

    プラズマ乳酸菌の働きで免疫機能の維持に役立つ新しいスポーツドリンク。
    スポドリ文脈とプラズマ乳酸菌配合の新しさ・機能感のあるデザインに。
    さわやかなシトラスミックス味が日々の運動中、運動後にぴったりな商品です。

    本日 4/18日(火)より全国発売です。ぜひ!

  • 湖池屋ポテトチップス ブランドリニューアル

    1962年の発売以来、日本におけるポテトチップスのパイオニアとして60年以上の歴史を持つ「湖池屋ポテトチップス」。
    この度 初めてのフルリニューアルをおこない、ブランディング および パッケージデザインをネアンデルタールが担当致しました。

    元気と親しみやすさの象徴である日本語ロゴはそのままに、ディテールを現代化。
    じゃがいも畑と青空は、国産じゃがいも100%の品質感と、日本にポテトチップスを根付かせた「先駆者としての開拓者精神」のシンボルに。
    何より「味」にこだわる湖池屋だからこそ、フレーバー名は堂々と。
    ジャンク感を払拭し、生の野菜から丁寧に作られているクラフト感が伝わるよう、シズル表現も見直しました。

    言うまでもなく、みなさんの生活に、思い出に、深く根付いているあの黄色いパッケージ。こんなにも長く愛されているものを敢えて変える必要はあるのだろうか?果たして変えてしまっても大丈夫なんだろうか?「どう変えるか」以前に、そんなそもそもの議論から始まったこのプロジェクトでした。

    けれどブランドを維持するとは、実は変わり続けるということ。停滞することなく、時代のニーズと共に進化し、創意工夫とアップデートをし続けることが大切。
    これまでの歴史を重んじながらも、令和の時代に進化したブランドとはどんなものだろうか?

    残すべきところ、変えるべきところ、どれくらい変えるべきなのか。
    パッと見ただけでは気づかないくらいの変化から、実は商品名までガラッと変えるプランに大きく舵を切った時期も。
    行ったり来たりを何度も繰り返しながら、長い長い試行錯誤を経てたどり着いたのは、守り続けてきた「品質」をしっかりと伝えよう、というブランドとしての柱でした。

    生まれ変わった「湖池屋ポテトチップス」
    これからの60年も、その先も、愛され続けるブランドでありますように!

  • 松本零士様

    かつて幼い少年だった私は、冒険心と強さと優しさをおいどんやトチロー、ハーロックそして鉄郎から学びました。

    星の海でアルカディア号に乗って大暴れするあなたを地上から眺めています。

    ありがとうございました。

    2023年2月20日  石井 原

  • こだまサンたがやってきた

    ご近所の児玉さんが少し早いクリスマスプレゼントを持ってきてくれました。

    なんと新作のVIVISIONグッズの数々!

    ソックス!

    お尻のキャップを外すとドライバーになるペン!

    スピルバーグの名言!

    年の瀬にサンタと福の神が一緒に来たようでした、ありがとうございます。

    メリークリスマス アンド ハッピーニューイヤー

    石井 原

  • インディペンデンスデイ

    先日デザイナーのOBたちと小淵沢へキャンプに行った。8年前に転職した女性と、今もコラボレーターとしてよく仕事をしている男性。2人ともとっくに中年の仲間入りを果たして1人は家まで買ったらしい。時が経つのは本当にはやい。テントを立ち上げて焚き火を起こし夜になるまでたくさん話をした。撤収までデザイナーらしくテキパキと、気心知れた仲間同士のプレゼン作業みたいで楽しかった。帰りにキースヘリング美術館へ行き温泉に入った。社長と社員の関係では接待みたいに気を使わせてしまうのでこうはいかない。

    会社を立ち上げてから十数人のデザイナーの自立を見送った。かつて自分がそうだったように辞める理由なんてあってないようなもので、あるのは自分自身で人生の舵を取りたいという個人の極めて健全な欲求だけだ。久しぶりに彼らと再会して、互いに何一つわだかまりのない現在のフラットな関係性が宝物のようなものだと思えた。

    馬場という男が面接にやって来たのは7年前。若い頃の笑福亭鶴瓶のようなモシャモシャの頭に原始人をイメージしたのか骨つき肉の形をしたバッグを下げていた。いつもだったら絶対に採用しないタイプのデザイナーだった。主力のデザイナーたちが一気に卒業した時期でだいぶ気弱になっていたのだと思う。半ば投げやりな気持ちで試験的に採用してみたというのが正直なところだ。

    大らかな人柄によく似た大らかなデザイン。最初は大らかすぎてどう扱っていいかわからなかったが、時代が変わるにつれてそのゆるやかな感性がいつの間にか心地よくなっていた。自分の許容度とか感覚の領域を拡げてくれたサイコーに素敵なデザイナーだ。そんな馬場もついに独り立ちする。といってもコラボレーターとして明日からも今まで通り仕事を継続するので感傷的な気分にはならない。屋号は「バーバリアン」だそうで、野蛮なところがなんかネアンデルタールっぽいけど資本関係のある子会社ではなく立派な独り立ちだ。

    ネアンデルタールはこれから正社員制度という雇用形態の会社組織から自立(自律ではない)分散型のプラットフォームになる。独立した個人、あるいは副業が認められている個人と契約を結び、プロジェクトベースで仕事をする。すでに数年前から少しづつその形態に移行しながら仕事をすすめているので今日から特別に何かが変わるわけではない。

    何年か前に、一般からデザイナーを募って登録マネジメント料をとるというスキームに乗らないかという提案をしに来た会社もあったが丁重にお断りしたうえで玄関に塩をまいた。黙ってても相当の登録料が入りますよ、という誘いには正直ぐらっときたけど。確かに効率的に稼ぐだけならそれもありかも知れない。今流行りのなんとかエコノミーってそういうことなのかもしれない。そのやり方を選択しなかったのはいくら高いスキルを持ったデザイナーが集合してようが、知らん人間との仕事からは社風を反映したデザインがうまれにくいと考えたからだ。オフィスを同じくしなくても会社の風土は根付く。信じられる人間とのゆるやかなネットワークがあれば、ネアンデルタールらしい仕事にすることはできる。それは12年間インディペンデントを貫いてやってきたうちの会社のいちばん大きな資産だ。

    ネアンデルタール 石井 原