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Art&Design Clip! 28
デザイナーの石見です。
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「ラファエル前派展」へ行ってきました。
既に大岩が行ったウォーホル展も見たかったのですがまた今度にお預け…
ジョン・エヴァレット・ミレイ『オフィーリア』
超有名作です。
他の美術展でも見た事あります。でも何度見てもいいモノはいいですね!
精彩な描き込みで見れば見るほど引き込まれます。
描き込まれている植物の花言葉もちゃんと意味を持っているようです。
(手に持つスミレは「純潔・若い死」、対岸の柳は「見捨てられた愛・愛の悲しみ」など)
作品に込められた意味をちゃんと理解して鑑賞するとより面白いですよね。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ『見よ、我は主のはしためなり(受胎告知)』
(知らなかったのですが「はしため」とは召使いの女、という意味らしいです。神のお使いってことですね。)
こんな受胎告知初めて見ました。
いわゆる受胎告知のイメージはマリアのところに天使がやってきて妊娠を告げる、
それを静かに受け入れるマリア…
なのですが、このマリアは戸惑い、怯えたような表情をしています。
すごく人間的ですよね。
空間が白いからか、余計にマリアの表情が引き立ちます。
ラファエル前派はミレイなどの個々の画家は知っていてもそれぞれの人物がどう関わっていたのか
分からなかったのですが、今回は人物について深く知る事が出来ました。
というか○○の奥さんと△△が出来ていたり、三角関係になっていたり、とにかく女性関係が入り組んでいてビックリしました…汗
ピカソも愛人沢山居ましたし芸術家ってそういう人多いんですかね…┐(´-`)┌
複雑な思いも抱えつつ、ラファエル前派の有名作品はかなり網羅されている素晴らしい展覧会です!
そろそろ春の陽気ですしお散歩がてらアート鑑賞はいかがでしょうか?